青汁を始めようか迷っている方は、どのような点が気になっているのでしょうか?
青汁は万能薬ではないので、とにかく飲んでおけば良い、というようなものでもありません。
ここでは青汁のデメリットについてまとめてみました。青汁を飲む際に参考にしてみてください。
美味しい飲み物ではない
青汁を飲んでみようか迷っている方の多くは、「不味くて飲めないのではないのか」という理由で不安になっているのではないでしょうか。
一昔前、青汁が作られるようになった際のテレビCMで「う~んまずい、もう一杯」というフレーズが使われたことは今でも有名です。青汁が全国に知れ渡るようになったのも、国民的バラエティ番組の罰ゲームとして使われたことがきっかけでした。
実際のところ、現在では企業側の努力もあり、飲むのもつらい、というほどまずい青汁製品はほとんどありません。
しかし、一概にジュースのように美味しい飲み物であるか、といわれたら首を縦には振りにくいというのもまた事実です。
とはいえ、現在販売されている青汁は、より美味しい原材料の選定・栽培や、甘味料を添加したり、お茶風味にすることで飲みやすくしたりと、美味しく飲めるよう工夫されている青汁が多くあります。
ですがこれらは製品によって差があるので、自分の口に合うかは飲んでみなければわからない、といわれてしまえばごもっともです。
気になる青汁があるけど味が不安……という方は、一週間分ほどが入ったお試しパックなどを用意してある企業も多いため、これを利用してみてください。
青汁は飲み続けられるかどうか、も選ぶ上で重要なポイントです。じっくり吟味して選んでください。
お金がかかる
青汁は普段の食生活にプラスアルファで飲むものなので、多少お金がかかってしまう、ということは事実です。
それに加え、毎日健康のために飲むものなので、原産国や添加物、農薬の使用の有無などがはっきりと分からないような、極端に安い青汁はおすすめできません。
きちんと情報開示がなされているかなど確認し、自分で納得のいく製品を選ぶようにしましょう。
とはいえ、ただ高ければそれが良い青汁というわけでもありません。高い青汁には広告費など、青汁の質そのものとは関わりのないところでコストがかかってしまっているものもあります。
逆を言えば、そこまで高くなくても、品質は十分な青汁もあるのです。
多少お金がかかるとはいえ、それぞれ予算もあることかと思います。青汁は毎日継続して飲むことが大切な飲み物ですので、一回高い青汁を買ってもそれを続けて購入することができなければ意味がありません。
毎月継続して無理なく購入していくことができるか、ご自分の予算に合わせて青汁を選ぶようにしましょう。
飲めば効くという薬とは違う
広告サイトには青汁の様々な働きが書かれていることかと思いますが、青汁はあくまで健康補助食品に過ぎません。飲めばすぐに効果が現れる医薬品とは全くの別物です。
青汁に即効性の効果はない、ということをきちんと把握しておいてください。
青汁の本来の目的は、日常の食生活では補いきれない野菜の栄養素を補填する、というようなものです。
栄養不足を補うことでより健康に、丈夫になった結果体の不調が治まる、ということはありますが、それはあくまで今までの栄養不足が改善されたからに過ぎません。
体内の不足していた栄養素が十分に補われ、有効に働き始めるには時間がかかる場合もあります。青汁はあくまで長期的な健康を意識して飲むようにしましょう。
また、青汁を飲んでいるからといって、日々の食事をおろそかにしては意味がありません。
青汁の栄養は豊富ですが、もちろん緑色野菜に含まれる栄養素しか含まれていません。淡色野菜や、動物性食品にしか含まれない栄養素も多くあります。
日々の食事をバランスよく、そこに青汁をプラスして、十分な栄養を摂取するようにしてください。
誰でも飲んで良いわけではない
青汁は基本的に野菜の絞り汁なので、絶対に飲んではいけない、というようなことはありません。
しかし野菜の成分が凝縮されたもののため、食事制限などがある方は気をつけなければいけない場合があります。
ワーファリンを処方されている
例えば、心臓や血管に関する病気で血液の高凝固作用を持つワーファリンといった薬を処方されている方。
この薬はビタミンKと相性が悪いため、ビタミンKを豊富に含んだ青汁を飲むと効果が十分に発揮されないことがあるのです。
腎臓に持病がある
また、腎臓に持病がある方も注意が必要になります。
青汁にはカリウムという、通常であれば過剰に摂取しても排出されていく成分が豊富にふくまれています。
しかし腎臓の機能が弱っているとこれが正常に排出されず、高カリウム血症になってしまう恐れがあるのです。
持病や服用中の薬がある
これら以外にも、もし持病があったり、服用しているお薬があったりして不安な場合には、青汁を飲み始める前に医師に相談するようにしましょう。
乳児
青汁は離乳食に完全に移行しているなら赤ちゃんでも少量から与えることができます。
ただし、飲みやすくするためにカフェインをはじめとする様々な添加物が加えられた青汁も多いため、こういったものはできるだけ避けるようにしましょう。
特にはちみつが添加されているものは、1歳未満の赤ちゃんだと乳児ボツリヌス症を発症してしまう恐れがあります。絶対に与えないでください。
栄養が豊富ゆえに注意しなければならない場合もありますが、自分に合うものを選べば自身の健康の役にたつ、優秀な食品であるといえます。
ぜひ、自分の納得のいく青汁を探してみてください。