青汁を買うとき、産地を気にかけて選んでいますか?
毎日飲む青汁だからこそ、産地まで確認し、安心して飲めるものを選びたいですよね。
国産の青汁のメリット・デメリットについて、まとめてみました。
国産の青汁のメリット
国産の青汁の最大のメリットは、やはり「より安全性が高い」ということでしょう。
日本では、その農産物を食べた人の健康が損なわれないよう、危険性のある農薬の使用・販売の禁止、残留農薬の検査を行うなど、安全性が確保されています。
また、輸送に時間がかからない、という点も大きなメリットです。
というのも、輸送に時間がかからなければ、それだけ原材料を新鮮なまま絞り汁にし、青汁に加工することができるのです。
青汁は新鮮なほど栄養価が高く、味も飲みやすいとされています。折角飲むなら鮮度を保ったまま作れるよう、製造ラインが組まれた青汁の方が良いですよね。
また、輸送に時間がかからないため、防かび剤などといったポストハーベスト農薬(収穫後の野菜に使用する農薬)を使用する必要がありません。
そもそも日本ではポストハーベスト農薬の使用は禁止されていますが、外国から輸入される食品には劣化を防ぐために散布されていることがあるのです。
国産の青汁ならポストハーベスト農薬が使用されている心配をする必要がなく、安心して飲むことができます。
国産の青汁のデメリット
国産の青汁は安全性が高いため、買う際にはぜひ国産を選んで欲しいところですが、もちろんデメリットもあります。
それは外国産の青汁に比べて価格が高くなりがちであるということ。
日本の基準をクリアした安全性を保ちながら、害虫や病気を避け、元気な野菜を栽培するにはやはりそれなりにコストもかかってしまいます。
また、日本はそもそも国土が狭く、起伏も多いため、まとまった広大な農地の確保が難しいという側面があります。
毎日青汁を飲み続けるためには無理に高級な製品を選ぶことは現実的ではありませんが、やはりあまり安く済ませることは難しいという覚悟が必要になるでしょう。
外国産の青汁はどうなのか?
では外国産の青汁はどうなのでしょうか。
外国産の青汁の場合、やはり一番不安な点は安全性が不確かになってしまうということでしょう。
農薬の使用など、食品に対する安全性の規格が国によって異なるため、日本では禁止されている農薬が使用されている場合があります。
輸入するにあたっても輸送時間がかかるため、ポストハーベスト農薬を使用していてもおかしくないのです。
とはいえ、外国産の青汁は比較的安価で購入することができます。
さらにきちんと産地が記載されている製品なら、その国の基準を調べることで、自分が安全性を納得できれば、安心して飲むことができます。
自分の予算と健康への安全性が両立できる青汁を探してみてください。
「国産」≠「日本産」?!
国産って書いてあれば日本で作られた青汁なんじゃないの?と思う方も多いでしょう。
しかし、実はこの「国産」という表記は少し複雑な決まりがあるのです。
というのも、原産国に表記されるのは、「最終的な加工がされた場所」と定められています。
つまり青汁の場合、原材料となる野菜が外国で収穫されていたり、途中の加工が外国で行われたりしていても、最終的に日本で加工が行われていればそれは全て「国産」の青汁なのです。
パッケージに大きく「国産青汁」などと表記がされていても、確認してみたら実は外国産の原料を使用している、ということもあります。
国産の表記だけで安心せず、原材料の生産地や加工のルートなど、きちんと確認するようにしましょう。
青汁を選ぶときは産地を確認して!
国産・外国産の青汁のメリットやデメリットについてまとめてみました。
しかし青汁を買う際、結局重要なのは「その青汁がどういう経緯をたどって作られてきたのか」を確認するということになります。
原産国の表記を逆手に取り、外国で収穫された、安全性の不確かな野菜を使用した青汁を国産と表記して安く販売している製品もあります。
逆に安全性に自信のある青汁は、例え外国産の原材料を使用していたとしても、隠すことなくあえてはっきりとアピールしていたりするものです。
外国の契約農家の栽培した原材料を使用し、企業の自社工場で加工・管理を行い、鮮度を保ったまま現地で青汁を作っているという青汁メーカーもあります。
ただ「国産」という表記を鵜呑みにするのではなく、その青汁が安全であるという根拠について、一度考えてみてください。
青汁を飲むに当たって一番大切なことは、飲む人本人が価格や安全性に納得し、その青汁を信頼することができるかということ。
ぜひ、自分が信頼できるお気に入りの青汁を探してみてください。