ダイエット効果を期待して青汁を飲もうと思っている方も多いかと思います。
しかし、青汁は本当にダイエットに対して効果があるのでしょうか?
青汁の働きについて、まとめてみました。
低カロリー・高栄養価
青汁は緑色野菜の絞り汁、ということはご存知かと思います。
効率よく、より多くの野菜の栄養を摂取することができるのが青汁の最大のメリットです。栄養価が高いことはもはや大前提ともいえます。
また、青汁はサラダと違い、ドレッシングで味をつける必要がありません。このため、余分なカロリーを上乗せすることがなくなり、低カロリーで野菜の栄養を摂取することができるのです。
ただし、これは青汁を水で割った場合の話。牛乳やヨーグルトなどといったものと混ぜて青汁を摂取すれば、もちろんその分のカロリーは増えます。
ダイエット目的の方は、できるだけ水で作るようにしましょう。
豊富な食物繊維
青汁には食物繊維が豊富に含まれています。
以前は食物のかすとまで呼ばれていた食物繊維ですが、実際にはダイエット中の女性にも嬉しい働きをしてくれる、大事な成分なのです。
その働きとは、腸内の老廃物を絡め取って排出してくれる、いわゆるデトックス効果。
また、便そのもののかさを増し、腸の蠕動運動を促進する便秘解消効果もあります。
ダイエット中の女性は食事制限などで栄養も偏り、便秘になりがち。そんな女性の強い味方が食物繊維なのです。
また、老廃物ごと便が排出されるため、腸内環境も整い、善玉菌も増加しやすくなります。腸内環境の改善は、新陳代謝のアップにも繋がります。
ダイエットを志すのであれば、腸内環境を整えるのに欠かせない食物繊維は、意識して摂取したいところ。青汁なら、手軽に食物繊維が摂取できるのです。
ビタミンB群も豊富
青汁が高栄養価なのは先にも述べました。
しかしダイエットを目的に青汁を飲むのであれば、さらに注目したい栄養素があります。それがビタミンB群です。
ビタミンB群は糖質や脂質、たんぱく質といった栄養素をエネルギーとして代謝するために欠かせない栄養素。脂肪を溜め込まず、燃焼するためには必要不可欠な栄養素なのです。
しかしビタミンB群は水溶性ビタミンのため、体内に溜め込んでおくことはできません。
そんなビタミンB群も、青汁なら飲むこと自体が習慣のため、毎日欠かさず一緒に摂取することができます。運動とセットで摂取すればより効果を発揮するでしょう。
添加物まで考える
ただ無闇に飲みやすいから、価格が安いからという理由ではなく、一体その青汁がどういう成分を含んだものなのか、きちんと自分で納得したうえで選ぶようにしましょう。
青汁は本来、野菜の絞り汁そのままを飲むものであり、混ぜ物のないもののほうが良いとされてきました。
しかし現在の青汁は各メーカーが消費者のニーズに応えるために、様々な工夫を凝らし、開発されているため、添加物を含んでいるものも多いです。
例えば青汁に良く含まれている、トクホでもある難消化性デキストリン。これは食物繊維の一種であり、便秘解消に役立つ添加物です。
また、青汁の味がどうしても苦手で甘味料が添加されているものの方がいい、というなら、砂糖や人工甘味料が使われているものではなく、オリゴ糖が使われているものを選ぶようにしましょう。
オリゴ糖は母乳にも含まれている安心できる成分で、善玉菌の餌となって腸内環境を整えるのに役立ちます。
逆に着色料や香料など、健康食品としての青汁に不必要な添加物が使用されているものは避けるようにしましょう。
その青汁にはどんな働きをする成分が入っているのか、きちんと吟味して選ぶようにしてください。
あくまでバランスの良い食事、適度な運動を
ここまでダイエットに有効な青汁の情報をまとめてみました。
しかし、本当に健康的に痩せるためにはただ青汁を飲んでいればいい、というわけではなく、栄養バランスの取れた食事と、適度な運動は必要不可欠といえます。
青汁はあくまで栄養バランスを整え、サポートしてくれるものとして飲むようにしましょう。