青汁による体質・体調改善(肩こり緩和)

多くの日本人が悩まされている肩こり。

ほとんど慢性的なものだし……と揉むだけ揉んで改善をあきらめている方も多いのではないでしょうか?

そんな肩こりも青汁で改善を目指してみませんか?

肩こりとは?

そもそも肩こりとは一体何なのでしょうか。

実は肩こりにはこれといった定義がありません。

首の後ろから背中にかけての筋肉が凝り固まって痛みやだるさ、重苦しさなどを感じる症状をまとめて肩こりと称しますが、これはハッキリとした病名ではないのです。

肩というよりは首周りの筋肉に症状が出るため、首こりという言い方をすることもあります。

実際、西洋の人たちにとってこの肩こりの症状がでる部分は肩ではなく首や背中と表現するようで、肩こりに該当する言葉に「stiff neck(硬い首)」があります。

西洋人は肩こりをしないといったりしますが、実際は部位に対する認識が違うだけで肩こり自体はあるようですね。

肩こりになる原因

では、なぜ肩こりになるのでしょうか。

肩こりになる原因は大きく二つに分けられます。

個人の体型や生活様式に由来するもの

筋肉は力を入れ続け筋収縮状態が続くことで血行が悪くなり、筋肉に疲労物質が溜まっていきます

生まれつきの体型やデスクワークなどによってなで肩やいかり肩、猫背などになっているとより血行不良状態になり筋疲労が促進します。

また、ストレスによっても血管は収縮して血流が悪くなるため、より筋肉を強張らせ、肩こりを悪化させます。

つまり、血行不良が肩こりの一番の原因なのです。

筋肉に力が入っているといっても、一般的な運動によって力が入る状態のときは、筋肉は収縮と弛緩を繰り返しています。

この筋肉の収縮と弛緩の繰り返しがポンプのようになって血流を良くしているので、例えばダンベルを持ち上げるといった運動をしても肩こりにはならないのです。

同じ姿勢から長時間動かない状態にあると、肩こりに直結するといってもいいでしょう。

他の病気によって二次的に引き起こされるもの

姿勢不良などにより引き起こされる一次性の肩こりのほかに、体の他にある不調により引き起こされる二次性の肩こりもあります。

二次性の肩こりを引き起こす原因疾患は外科系から内科系まで多岐にわたります。

外科系であればむち打ちやヘルニアなど頚椎に問題を抱える不調が多いです。

内科系の場合、呼吸器系、心疾患、消化器系、自律神経系などの不調が肩こりを引き起こすとされています。

離れた場所の疾患がなぜ肩こりを引き起こすのか正確なところはわかっていないようですが、関連痛、放散痛なのではないかといわれています。

これらは体に無数に張り巡らされる神経のうち、不調がある神経と同じ神経の束に繋がっていたり、神経同士が隣り合っていたりすると、脳が信号を誤認して違う場所に痛みを発してしまうというものです。

一次性の肩こりとの違いに、手足に痺れが出ることがあります。肩こりのほかに手足の痺れや上記の不調が表れている場合、その肩こりは二次性肩こりの可能性が高いです。

二次性の肩こりを治すにはまず根本の不調から改善する必要があります。重大な病気が隠れている可能性があるので、まず医師に診てもらうようにしましょう。

肩こりに青汁

特に一次性肩こりの場合、青汁は非常に有効といえます。

というのも、肩こりの一番の原因である血行不良に対して有効な成分が青汁には豊富に含まれているのです。

青汁に含まれる血行促進に役立つ成分をまとめてみました。

パントテン酸
  • 血行促進
  • ストレスへの抵抗を高める
  • 善玉コレステロールの増加(動脈硬化、心筋梗塞を防ぐ)
ビオチン 糖新生(乳酸を肝臓で糖質に変える)の補助
ビタミンC
  • 毛細血管を丈夫に保つ
  • 血液をサラサラにする
  • 抗疲労作用
ビタミンE 血行をスムーズに保つ
ポリフェノール 末梢血管を拡張させる

これだけでなく、ビタミンB群マグネシウムなど、血行不良を引き起こすストレスに対しても有効な成分も豊富に含まれています。

特にこれらの成分がバランスよく含まれているのが明日葉の青汁です。

筋肉を作るたんぱく質を豊富に含む牛乳や豆乳に混ぜて飲めば、肩こりには特に良いでしょう。

また、二次性肩こりの元となる病気の予防としても青汁は有効です。

上記の通りパントテン酸には心筋梗塞といった心臓病への予防に効果的ですし、肺がんや胃がんなどのがん予防に有効な抗酸化作用を持ったビタミン酵素も多く含まれています。

普段の食事では不足しがちな栄養素を補うことが出来るのが青汁のメリットですので、ぜひ青汁で肩こり対策してみてください。

血流の滞りを予防して肩こり改善

もちろん、青汁で栄養を補ったからといってそれだけで肩こりは改善しません。

首や肩のストレッチをする、デスクワークの際には一時間に一回休憩を挟むなど、意識して体を動かして肩の血流を滞らせないことが大事になります。

また、二次性肩こりの場合、元となる病気を治療しているときには必ず担当の医師に青汁を飲んでも大丈夫か確認するようにしましょう。

血行不良は肩こりに限らず万病の元です。

血行から改善して健康な体を目指していきましょう。